目次
スケッチ
ノート


NOTE 〜かきとめておきたいこと〜

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決断2(09夏〜秋)
決断1(09冬〜春)
2005年新春エッセイ「鶏」
塩麹の効能(レシピ付)
2004年の「はじめて」
ダイアリーはストレッチ…
がんばるという言葉
ひとつき経って
河原の秘密基地
ガムテープおじさん
指鉛筆
connectについて
高校時代の文集について
2004年みどりのテーマ

『connectについて』

「スケッチ」の中に何編か載せているものがたりは、「connect」という雑誌に掲載されたものである。
 「connect」は、少し変わった成り立ちの雑誌である。
 これは、出版社が作った雑誌ではない。編集していたのは、みんなプロの編集者たちなのだが、ふだんは別々の出版社に勤務してそれぞれ別の雑誌を作っていた。彼らは「自分達が本当に作りたい雑誌を作ろう」と、会社の枠組みを超えて集結し、「connect」という雑誌を作った。当初はWEBで始まったこの雑誌は、そのうち取次店を通さない直販というかたちで、雑誌を認めてくれたいくつかの本屋さんで売られるようになった。
 私がかいていたのは、「connect」の巻末の方にある「1000文字小説」というコーナーで、当初webで始まったことから、テーマは「Eメール」だった。「初出connect」のものがたりに、しつこいくらいメールが出てくるのは、そういうわけだ。
 しかし残念なことに、現在「connect」は活動を休止している。
 詳しい事情は、単なるかき手であった私は知らない。広告を取らないで直販の収入だけで稼いでいくのが難しかったのか、営業部隊がいなかったことが厳しかったのか。資金的に続けていくことが困難であったということを少し耳にしている。
 私もふだんは一会社員である。世の中きれいごとだけじゃ収支はあわないと言うことは良く分かっているつもりである。人は働いて稼いで食べていかなければならないと言うことも、もちろん良く分かっている。
 だけど、何の後ろ楯もなく自ら資金を出してまで「自分達が本当に作りたい雑誌を作ろう」とした人たちの気概はカッコ良いと思うし、そのプロジェクトの一端に参加できたことを、本当に嬉しく思っている。
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