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『がんばるという言葉』

 「がんばる」という言葉がすきじゃない。
 最近仲良くなった知り合いが、しばしばメールに「がんばれ」とかいてくる。彼としてはおそらく、好意の一端として、単純な励ましの言葉として、あるいは挨拶のように、ついつい使ってしまう言葉なのだろう。
 けれど、ほんとうにしょっちゅう「がんばれ」と言われるので、言われる方の私は困惑してしまう。わりと強い言葉のような気がするし、その強さに対して私が「がんばる」と言える状態にいることがそれほどないから。
 こうかき進めながら言葉の意味を取り違えていると問題なので、改めて「がんばる」を辞書で引いてみた。
 [がんばる(頑張る)]1.自分の意地を通す 2.がまんし努力し通す (角川新国語辞典より)
 やはり、かなり強い。
 本気で「自分の意地を通せよ!」とか(しかも<意志>じゃなくて<意地>!)「がまんして努力しな!」なんて言う意味のことをいちいち言われているんだとすれば、まさに大きなお世話、よく知りもしないくせに大層なこと言わないでくれ、と一蹴する沙汰である。
 知り合いも、これほどまでに強い意味を「がんばれ」に込めているわけではないのだと思うけれど。

 さて、かく言う私も実は「がんばる」という言葉を使ってしまう。
 ただし、人に対して「がんばれ」と言うことは、めったにしない。人に対して「がんばれ」と言う時は、私がその人が置かれている状況をわかっていて、かつその状況の中前向きに進んで欲しいと願っている時。なんて知恵がないように響くんだろう「がんばれ」という言葉は!と半ば絶望にも似た気持ちで、でも他に語彙が出てこないからしょうがない、「がんばれ」と言う。
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